突然ですが、価格を少し変えるだけで売上が大きく変わるってご存じですか?
「たった10円で?」と思われるかもしれませんが、実はそこには心理学や購買行動の秘密が隠されています。
今回は、初心者の方でも理解しやすいように具体例を交えながら解説していきます!
税込み表示の義務化で学んだこと

まず最初に、2021年4月に導入された「税込み価格表示の義務化」の影響を振り返ってみましょう。
それまでは「100円+税」と表示していた商品が、「税込み110円」と表示する必要が出てきました。
ここで気づいたのは、単に税込み価格をそのまま表示すると、商品の魅力が少し薄れてしまう場合があるということです。
例えば、税抜き価格が100円の商品を税込み価格110円に変更したとしましょう。
このとき、「税込み100円」に見えるよう、税抜き価格を91円に設定した場合、反応率(コンバージョン率)が56%も改善したという結果が得られました。
たった10円の違いでこんなにも大きな効果が出るなんて驚きですよね!
心理的価格設定の力

「9」の魔法
多くの人が知っている「価格の末尾を9にする」というテクニック。
例えば、
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200円ではなく199円
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2,000円ではなく1,999円
この小さな違いだけで、消費者には「安く感じる」という心理効果が働きます。
人間は最初の数字に大きく影響を受けるため、「199円」と聞くと、200円よりもはるかにお得に感じてしまうのです。
カンマの有無で感じ方が変わる?
また、千円単位の価格でカンマを入れるかどうかでも印象が変わるとされています。
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「1,000円」よりも「1000円」の方が安く感じる
このように、価格表示のちょっとした違いでも購入意欲に影響を与えることが分かります。
実験から学ぶ価格の重要性

フランスでの驚きの実験
フランスで行われた実験では、「2フラン」と「1.99フラン」というわずか1フラン以下の差が売上にどのような影響を与えるのか検証されました。
結果、1.99フランに設定した商品の方が購入率が大幅に向上し、売上は23%も増加したそうです。
この実験は、ほんの少しの価格変更がどれだけ大きな結果を生むのかを教えてくれます。
あなたもぜひ、自分の商品やサービスで小さな価格変更を試してみてください。
価格戦略の注意点

ただし、価格を下げるだけが最善の方法とは限りません。
価格を大幅に下げることで、質の低い顧客が集まる可能性があります。
その結果、顧客満足度やLTV(顧客生涯価値)が低下し、長期的にはビジネス全体に悪影響を及ぼすことも考えられます。
テスト期間を設けよう
価格変更の効果を正確に測定するためには、少なくとも1〜2か月程度のテスト期間を設けましょう。
その間にCPA(顧客獲得単価)やLTVの変化を追い、最適な価格設定を見つけることが重要です。
お得感を伝えるコピーライティング

価格戦略に加え、コピーライティングも売上改善には欠かせません。
例えば、
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「1つ買うと1つ無料!」
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「2個で50%オフ」
どちらも同じ割引率ですが、「無料」という言葉を使った方が消費者の心を動かしやすいことが分かっています。
このようなテクニックも、ぜひ活用してみてください。
まとめ:価格を見直して未来を変えよう

いかがでしたか?
価格設定は単なる数字ではなく、消費者心理を巧みに利用した戦略の一部です。
少しの工夫で売上が大きく変わることを、今回の事例や実験から学んでいただけたのではないでしょうか。
ぜひ、これを機に自分の商品やサービスの価格を見直してみてください。
小さな一歩が、ビジネスの大きな成功に繋がるかもしれません。
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